シングルマザー看護師が働きやすい場所として、保育園を検討している方も多いと思います。
子供が好きな方にとって、保育園看護師は魅力的な仕事の一つになるでしょう。

保育園看護師の働き方が分からないけど私につとまるかなぁ?

保育園で働く看護師の仕事ってあまり知られてないですよね?それどころか保育園に看護師さんがいるの?という声もききます。
保育園で働く看護師は保育士と同等に、重要な役割を担っています。
ただ、保育園で働く看護師の配置は1人という場合もあるので、大きな責任を任されると負担になってしまうでしょう。そのため自分のスキルに合った職場を選択していくことが大切です。
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今回はシングルマザー看護師にとって理想的な職場の一つ、保育園看護師について仕事内容・お給料、メリット、デメリットなど含めてご紹介します。
シングルマザーが保育園看護師として働く魅力
子供との関わり
☆子供が好きな看護師には、特にやりがいを感じることができます。
☆健康教育や日常のケアを通じて、子供たちの成長に寄与することができます。
ライフワークバランス
☆夜勤がなく、日曜、祭日がお休みのため勤務体系が整っています。
☆ワークライフバランスがとりやすく、プライベートの時間を大切にしながら働くことができます。
保育園看護師のお仕事内容

子供たちの健康管理
- 園児達の遊具や、触れる場所が衛生的に問題ないか確認していく。
- 子供たちの健康管理を行うなかで、感染症対策や、予防策、園内での事故やケガなどの対応も行います。
- その他、アレルギーや障害のある子供を預っている場合も、看護師が対応します。
- 内服が必要な園児の服薬管理、指導。
- 手洗い、うがいの指導。
- 園内の衛生管理や室温管理。
- 身体測定や内科、歯科検診などの補助。
保育園児は、園内でケガをしたり体調を崩したりと思わぬ事態が起きたりします。そんな時に迅速な処置を行い保護者への連絡、他の職員にも情報共有を行う必要があります。
毎年のように猛威を振るうインフルエンザやコロナ、様々な感染症の予防対策も行います。
また、最近ではアレルギーを持つ子供も増えているので、看護師は子供たちのアレルギーを把握することも重要になるため、食事やオヤツなどに注意しながら万が一アナフィラキシーショックを起こしてしまった場合の対応対策も必要となります。
保育業務の補助
- 0~2歳児クラスの保育士業務の補助や、園によっては担任や副担任を任されるところもあります。
- 食事介助や、食後歯磨きのサポート。
保育園で働く職員の健康管理
- 保育園看護師は子供だけではなく、園で働いている職員の健康管理や病気ケガなどにも対応していきます。
- 保育園によっては、健康診断に関する対応を看護師が任される場合もあります。
保護者への指導
- 保護者への子供たちの健康、発達面での情報共有。
- 子供の発達面で不安を持っている保護者もいるため適切なアドバイスを提供します。
- 「保健だより」の作成をし、その時期に流行る感染症やその予防策などの情報も保護者に周知します。
保育園の看護師配置基準

保育園での看護師配置を義務付けているのは私立保育園となっています。
私立保育園は、規模を問わず最低1名の看護師が配置されています。
一方、公立の保育園では努力義務としている状況です。
現在、保育の現場では保育士不足や低賃金、待機児童問題など課題は山積みとなっています。
そんな中で、乳児4人以上が入園する保育園では看護師1名に限り保育士としてカウントできる決まりがあります。
保育士ではないけれど、看護師という専門職を活かし、保育の現場でも大いに活躍できる場となっています。
その他、感染症対策やケガへの応急処置など、保育園で看護師が配置されることで、保育の質の向上にもつながります。
保育園看護師の1日のスケジュール
- 【8:00】始業・朝礼
出勤したら保育士と一緒に朝の朝礼に参加し、病欠や体調不良の園児たちについて情報共有を行います。
保育室や遊具などの消毒を行うこともあります。 - 【8:30】ラウンド・健康チェック
園児の健康状態を観察します。
連絡帳やメールの確認、内服薬のチェック、情報収集の他各クラスを巡回し園児たちの健康状態を確認します。 - 【10:00】保育業務のサポート
外遊びやおむつ交換、トイレ誘導など保育業務をサポートします。
- 【11:30】園児の昼食の準備
園児たちの昼食の介助をしたり、食べ具合を観察します。
内服薬のある園児の与薬やアレルギーのある園児の対応も行います。 - 【12:30】休 憩
園児たちがお昼寝をしている間、昼食をとり休憩をします。
- 【13:30】体調不良やケガの対応
園児の状態観察を行います。
体調不良の子やケガをした園児の処置を行い、必要時保護者への連絡を行うこともあります。 - 【14:00】記録・健康たよりの作成
欠席した園児の情報や、体調不良やケガの処置を行ったことなどがあれば、記録に残します。
保護者向けの健康だよりの作成も行います。 - 【16:30】お見送り
園児の様子が気になることがあれば、保護者に伝えます。
- 【17:30】終 業
延長保育がある場合でも、看護師の勤務は8:00~17:00位までとなっており残業はほとんどありません。
シングルマザー看護師が保育園で働くメリット・デメリット

メリット
デメリット
日勤のみで、医療行為もほとんどないため給与水準が低めとなります。
基本的に保育園の看護師は一人のため判断に責任が伴います。
小児科経験がある方は優遇されるとことが多いですが、シングルマザーとして子育て経験があるため強みを生かして働ける保育園もあるので諦めずに求人を探していきましょう。
保育園看護師の給料

《保育園で働く看護師の給料》
保育園看護師の月収⇒ | 20~30万円 |
保育園看護師の年収⇒ | 300~400万円 |
保育園看護師の時給⇒ | 1,200~1,600円 |
看護師全体の平均年収が約490万円と比べれば低めではあるものの、保育園看護師は医療行為や夜勤もなく、平日勤務のみとなっています。
保育園看護師に向いている人
- 子供が好きで一人一人に寄り添って働きたい人。
- 保護者に対しても落ち着いて対応できる人。
- 子供や保護者、保育スタッフとのコミュニケーション能力が高い人。
- 子育て経験がある人。
- 観察力に自信がある人。
- 小児科経験があれば歓迎されます。
- 人生経験豊富な40代50代の方などは、優遇されるケースがあります。
シングルマザー看護師が保育園で働くときに注意するポイント
- 小児科経験が必須の所がある。
- 仕事が雑用ばかりにならないようにする。
- 自分の子供の行事と職場の保育園の行事が被ってしまう可能性がある。
まとめ

シングルマザー看護師が、保育園看護師として働くことは、ワークライフバランスの向上、子供達へのポジティブな影響、社会貢献など複数のメリットをもたらします。
そして保育園看護師としての仕事は、再び看護の道を歩む素晴らしい一歩になるでしょう。
新たな職場環境で、子供たちの健康と安全を守る重要な役割を担い、充実した看護師生活が送れるよう願っています。